東日本大震災から5年目の春。
ふんばろうものづくりプロジェクトがサポートしている
宮城県、福島県、首都圏の「ものづくり」グループが
会津若松で交流会を行いました。

被災地域や被災状況が異なる女性たちが、
「ものづくり」へのこだわりなどを情報交換し、
互いの被災体験に、泣いたり、笑ったり、励まし合い、
大いに盛り上がりました。
震災がなければ出会うことのなかった女性たちですが、
この会がきっかけとなりグループ合同の作品展
「東北マダムズコレクション」を開催することになりました。

「ものづくり」をしたいのに、針がない。糸がない。
そんな状況のなか、手芸道具や材料の支援をいただき、
皆で集まって、おしゃべりしながら、
夢中になって手を動かしていると嫌なことも忘れる。
被災した女性たちにとって「ものづくり」は心の支えでした。
手づくりのモノが増えていき、温かなモノに囲まれるにつれ、
少しずつ辛さも和らいでいったのかもしれません。

復興イベントなどで、作品をご購入いただいたことが自信につながり
品質やオリジナリティへのこだわりも芽生えていきました。
これまで支えてくださった皆さまに
「ものづくり」ができることへの感謝の気持ちを伝えたい。
次は私たちが誰かのために役に立ちたい。
それぞれの思いがひとつになり開催した初めての作品展
「東北マダムズコレクション」。
会場では来場いただいた皆さまと、
ものづくりの楽しさや手づくりの温もりを分かち合う時間を過ごしました。
共感する人たちとの出会いがまた新しい輪になって広がいっていく。
そんな貴重な体験が励みになり、生きがいになっています。

これからも、「ものづくり」で繋がった仲間たちと力をわせ、
「東北マダムズコレクション」を継続していけるよう願っています。



東北マダムズコレクションは、ふんばろうものづくりプロジェクト
以下のメンバーの協力で運営されています。

東北マダムズ
庄子ヤウ子(會空
村上美保子(うみみどり
佐藤美佐子(カーネーション

スペシャリスト
種村京子(アートデレクション)
木下仁(web)
夏目麻子(撮影)

ふんばろうものづくりプロジェクト(企画・運営管理) >>