私たちは、全員が福島県相馬郡新地町釣師浜に住んでいて、
津波ですべてを流されました。
2012年1月に、新地町小川公園仮設集会所で、
週一回集まってエコたわしを編む活動から始まりました。
仮設住人の交流を図ることが目的でしたが、
高齢者や独居者の安否確認にもなりました。
2012年10月から、編み物以外の活動もしたいと、
6名が「うみみどり」を結成しました。
エコたわしの活動は、
高齢者支援住宅や災害公営住宅が完成して引越す人が多くなり、
2014年4月に解散しましたが、
「うみみどり」は、全員が自宅を再建し、
仮設住宅から引っ越した後も活動を続けています。
「うみみどり」という名前は、
2012年7月に、被災した新地町埒浜で、咲いていた小さな花、
絶滅危惧種のウミミドリにちなんでつけました。
私たちも、ウミミドリのように、
津波に負けず芽を出し、花を咲かせたいと思っています。